サクラは何色ですか?: 西田幾多郎の思想
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あらすじ/作品情報
日本が生んだ世界的哲学者・西田幾多郎の「絶対無」の思想をサクラの花見ることを通して分かりやすく解説。古今東西の哲人援用しながら、西田哲学の「解釈」では無く、西田の生きた思想を伝えようとした。また西田の「身体論」を初めて解読した。古人が見たサクラは今我々が見るサクラと同じものではないが、同じサクラである。サクラの蕾をどんなに買いたいしてもサクラの花は出てこない。何故、同じように春にサクラが咲くのか。西田哲学の現代的意味も探る。【主な目次】第Ⅰ部 サクラ考 はじめに 一、花はあるか 二、いのちの形 三、場所とはたらき 四、有と無と成 五、現れと目撃 六、思念と情緒 七、ともに見る 八、彼方を見る 九、思想の運命 十、彼岸と此岸 むすび第Ⅱ部 ロゴスと身体――西田幾多郎の身体論 はじめに 読者のための概要 一、身体としての自己 二、ロゴス的身体 三、直観する身体 四、時空間としての身体あとがき