世界一やさしい省エネ計算の教科書――4000棟の建物を手がけた第一人者が教える
あらすじ/作品情報
省エネ計算の第一人者がノウハウを超簡単に解説!建築物省エネ法が改正され、2025年4月から全ての新築建物で省エネ基準への適合が義務化となる。省エネ計算がどんなもので、どう社会に役立ち、どうすべきなのかがすべてわかるすごい本―――林尚弘(YouTubeチャンネル「令和の虎」2代目主宰)改正建築物省エネ法は家づくりを揺るがす衝撃であるが、本書を読めば恐れはなくなる。―――北川啓介(名古屋工業大学 大学院教授)これまで4000棟以上の省エネ計算を行ってきたプロが、これだけは知っておきたい 省エネ計算について伝授。この1冊で省エネ計算への不安はなくなる!■目次●プロローグ 2025年、省エネ計算なしには建物が建てられない時代が到来・建築業界を揺るがす大きな変革の波・省エネ適判の申請は税務申告同様、プロを活用する●第1章 なぜ建築物には省エネ計算が必要なのか?・省エネが必要な2つの理由・地球温暖化による異常気象。環境問題の改善は重要課題・建築物に関わる活動から二酸化炭素の約40%が排出されている・設計の段階から省エネ計算が必要・実際は省エネ。それでも省エネ計算で使えない設備・ESG評価は企業の資産価値を左右する●第2章 省エネ計算を使って取れる建築物評価・環境性能認証には、どのようなものがあるのか?・省エネに特化した環境性能認証「BELS」・建物の環境総合評価をするなら「CASBEE」・「BELS」と「CASBEE」の認証費用はいくら?・広告でよく見る「低炭素建築物」とは何か?・「長期優良住宅」「住宅性能表示制度」のポイント●第3章 省エネ計算がもたらす6つのメリット・建物はもちろん、企業そのものの信頼を得ることができる・消費者のために滞りなく建設事業を進めることができる・今後の法改正にも対応できるようになる・建物の価値を向上させるうえで不可欠・社会的責任を果たし、信頼される企業になる・地球の未来に貢献できる●第4章 知識ゼロから始める初めての省エネ適判申請●第5章 省エネ計算を任せたい会社、任せてはいけない会社●第6章 省エネ計算で間違わないために知っておくべきこと●エピローグ「1000方良し」の建築業界を目指して■著者 田尻千倫 (たじり・ゆきのり)株式会社1000NEXT代表取締役1980年愛知県稲沢市生まれ。名古屋工業大学卒業後に設計事務所へ入社し、構造設計、建築設計など設計に関するあらゆる分野に従事。2015年、省エネ計算代行を中心に行う合同会社1000NEXTを設立し、翌2016年に株式会社1000NEXTに組織変更。これまでに900社、4000棟の建物を手掛ける。省エネ計算の周知のために、日々活動を展開している。