日本ヒスイの本 最高のパワーストーン
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あらすじ/作品情報
ヒスイの本場は中国と思われがち。しかし、縄文時代から弥生・古墳時代にかけて日本列島にも独自のヒスイ文明が栄えていた。ヒスイは神聖な呪具として、あるいは権威の象徴として重宝されていて、一部は朝鮮半島に輸出された。日本列島でのヒスイ原産地が再発見され、遺跡から出土するヒスイが国産だったことが明らかになったのは近年のことで、原産地の新潟県糸魚川市の姫川や付近の海岸は、近年のパワーストーンブームのなかでヒスイ採集のメッカになっている。一般にヒスイは緑色半透明な宝石と思われているが、基本色は白で、異種鉱物が混じることで緑・青・黒・藤色などに発色する。本書では古代ヒスイ文明消滅の謎に迫り、あわせてヒスイの鉱物学をひもとき、現代のヒスイ海岸でヒスイ原石を探すコツも教える。これまでのヒスイの常識をくつがえし、日本の古代史を輝かしい宝石文明の視点から見直す、この一冊で日本ヒスイのすべてがわかる事典!