社長、経営はぜんぶ「逆算」でやりましょう――「リスク」を計算して「目標」を設定する
あらすじ/作品情報
日本の企業の99・7%は中小企業です。その7割が新たな成長戦略を描くことができず、赤字で苦しんでいるといわれています。もし、私たち会計人が企業の成長戦略立案のお手伝いができたら……。これは、私の長年にわたる切実な願いであり、会計人としての使命だと考えています。事実、20年以上も前から「会計」という専門知識を税務署へ申告するためだけではなく、企業経営者の意思決定をサポートする〝システム〟として役立ててきました。その結果、私がサポートしている中小企業の8割が黒字になっています。いま、中小企業は時代の大変革期(パラダイムシフトの時代)の真っただ中にいます。新たな成長戦略を描くためには、「自己革新」が不可欠であり、それを実現する唯一の手段は「未来会計」(「逆算」による経営)を導入することです。本書では、その方法について、誰でもわかるように平易な表現で解説しています。■目次・1 過去の延長線上に未来は描けない・2 成長し続ける企業の3つの特徴・3 「あるべき姿」を描くだけで強くなれる●第1章 ここがポイント! 「逆算」で〝会社が絶対につぶれない仕組み〟をつくる【図説】「中期経営計画」「単年度計画」のつくり方●第2章 事例でビックリ! 「未来会計」で会社はここまで変わる!【ポイント解説】 なぜ、この会社は成功したのか?●第3章 こんなとき、どうする? 経営の「困った!」を解決する〝あの手・この手〟●第4章 今日から実践しよう! プロ経営者になるための「心得と習慣」エピローグ未来会計を武器にして変革のチャンスを逃さない■著者 岩永 經世 (いわなが・つねよ)株式会社日本BIGネットワーク 代表取締役アイジータックス税理士法人 代表社員。税理士。1984年岩永經世税理士事務所開業、㈱IGプロジェクト設立。2007年アイジータックス税理士法人、2014年5月、全国会計人等の共同出資によるコンサルティングファーム、㈱日本BIGネットワーク(通称:Ja-BIG)を設立する。「職業会計人は中小企業のゴーイングコンサーンを支える社会的インフラ」をモットーに、開業当初から取り組む経営計画策定支援業務について「会社の問題はすべて経営計画で解決できる」と言い切るほどである。継続的なサポートを可能にするMAS監査(未来会計による監査システム)をつくりあげ、業種業態を問わず20年にわたり延2400社以上に対して経営計画の策定をサポートする。本書が初の著作になる。